麻生スポーツセンターで日本卓球リーグのホームマッチ : 信号器材が紙一重で東信電気を振り切り勝利

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川崎市麻生区の麻生スポーツセンターで6月18日、日本卓球リーグ実業団連盟1部男子に所属する川崎市内の2チーム、東信電気(麻生区栗木)対信号器材(中原区市ノ坪)によるホームマッチ試合が行われ、4時間以上に及ぶ熱戦の末、3対2で信号器材が勝利した。

写真=(上から)第4試合で何度もジュースに持ち込み試合を制した信号器材・金氏選手、同第4試合の東信電気・田野辺選手、ダブルス試合をしている会場の全景

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080618takkyu02_2この試合は、6月25日から東京武道館(足立区綾瀬)で開かれる日本卓球リーグ前期東京大会に先立ち、リーグ戦の一部として開かれた東信電気のホームゲーム。
東信電気は、2003年後期に1部リーグ(8チーム)に昇格、その後、降格・昇格を繰り返し、2007年後期に2部優勝して今季は4度目の一部シーズンを迎えた。
アウェイの信号器材は、2002年後期に1部に昇格以来、1部を確保しており、今季は過去最高の6位以上の成績を目標にしている。
ホームマッチで市内の2チームが顔を合わせるのは、2005年12月以来(信号器材主管)2年半ぶり。コートわきの客席や2階観客席には両チームの社員や卓球愛好者など約300人が観戦に訪れ、熱心な応援を繰り広げていた。リーグ戦のルールに準じて3ゲームを制したチームが勝ちという方式で行われた。第1試合は東信電気が1セット目を先取したが、信号器材が3セット連取して勝利。第2試合は、フルセットの末、東信電気が勝ちを収めた。第3試合のダブルスは、互いにセットを奪い合う好ゲームの結果、東信電気が勝って先行した。
080618takkyu03_3勝敗の行方を左右することになったのは第4試合。両チームともダブルスに出場した選手が対戦して2セットずつ奪い合う緊迫した展開となり、第5セットで東信電気がマッチポイントに迫ったが、信号器材が粘りをみせてジュースにもつれこむという白熱したプレーが展開され、結局、信号器材が2ー2のタイに持ちこんだ。第5試合は互いに1セットを奪ったが、信号器材が第3・4セットを2ポイントの僅差で振り切り、勝利を握った。
信号器材の浜中史郎監督は「白熱した試合で紙一重の差だったが、うちとしては最後まで一致団結して強い気持ちで戦い、勝利にもちこめた」とほっとした表情。一方、東信電気の池田岳士監督は「1部で勝つことの厳しさを実感した。ただ、これまでのホームマッチに比べて、きょうは5試合目まで持ちこめ、最後の最後まで気の抜けない良いゲームができたことは評価したい。最後の1本を決めることができず、(信号器材の)勝負強さをはだで感じることができた。次の東京大会ではこの経験を生かしたい」と話していた。
観客は長時間に及んだにもかかわらずほとんど席を立つ人もなく、力のこもったプレーや選手のパフォーマンスを楽しんでいた。

 

○試合結果
第1試合 河又大和(東信電気) 1×3 大谷準也(信号器材)
第2試合 宇都野光彦(東信電気)  3×2   太嶋佑人(信号器材)
第3試合 河又大和・田野辺雄(東信電気) 3×2 金氏祐一・大谷準也(信号器材)
第4試合 田野辺雄(東信電気)2×3    金氏祐一(信号器材)
第5試合 高橋宏明(東信電気)   1×3    伊東伸也(信号器材)