川崎市の生田緑地ばら苑が公開:新コーナーや50周年記念コンサート

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川崎市多摩区長尾の「生田緑地ばら苑」が、5月15日から一般公開される。ことしは旧向ヶ丘遊園のバラ園時代から数えて50年にあたることから、記念コンサートも開かれる。

写真=開演前のばら苑(いずれも長澤睦夫さん撮影、13日)
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同苑のバラは大輪、四季咲き中輪、つるバラ、ミニバラなど533種約4700株があり、向ヶ丘遊園閉園後の2002年から川崎市公園緑地協会職員とボランティアが育成管理を行っている。今回は、入園者に呼びかけている「ばら苑募金」の資金を使って新たに「イングリッシュローズガーデン」が新設された。このコーナーは、約150平方mのなかに比較的新種の大輪のバラ約20種を集めており、人気のスポットとなりそうだ。
同苑を管理する環境局公園管理課によると、ことしは、古くなったバラの枝木をリフレッシュするため、昨年冬にボランティアとともに、大規模なせん定を行い、例年より元気な大きなバラが咲き、5月13日現在2〜3分咲きで、5月20日ごろに最初のみごろを迎えるという。
記念コンサートは、6月5日から8日の午前11時〜午後3時30分に苑内芝生広場で開かれる。出演するのは、ラルナ+1(5・8日)、タンゴ・レクエルド(6・7日)、洗足学園弦楽四重奏(7・8日)。このほか、ローズガーデンでは、「かわさき花ごよみ写真展」に展示された向ヶ丘遊園付近の丘陵を撮影した幅3.6mのパノラマ写真や公開中のバラ苑(いずれもk-press提供)などのミニ写真展も開かれる。
公開は6月8日までで、月曜日は休苑。時間は、平日(火曜日〜金曜日)が午前10時から午後4時30分、土・日曜は午前9時から午後4時30分。最終入苑時間は午後4時まで。入苑料は無料だが、ばら育成などに使われる「ばら苑募金」の協力を呼びかけている。
交通は、小田急線向ヶ丘遊園駅から徒歩12分、またはJR南武線宿河原駅15分。もみじ谷の駐車料(約100台)は1回500円。問い合わせは電話044(200)2394川崎市環境局公園管理課。