川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、だるま市が開かれ、約6万1000人(麻生警察署調べ)の人出でにぎわい。周辺の参道はだるまをはじめ植木や食べ物など約400店の露店が並び、ピーク時にはラッシュアワー並の混雑で、終日にぎやかな売り声が響いていた。
写真(撮影:角田珠子)=だるま選びに真剣な表情の参拝客
ことしは、日曜開催だった昨年に比べ人出が2万人少なかったが、朝から蒼空の広がる比較的穏やかな日よりのため客の出足が早く、境内には午前8時過ぎから次々参拝客と訪れ、午前11時前にはだるまやお札を求める人でぎっしり埋まり。大きな声で、参拝客にだるまを売る声で活気にあふれ、だるまの売れ行きもまずまずの様子。普段は閉じられている静かな本堂では、火伏せのお札の販売や護摩法要、念仏講も行われていた。
だるま屋によると、売れ筋は小ぶりの高さ15〜30センチの小ぶりの4号〜6号、価格は2000円から3500円のもので、それ以上の大きなだるまはほとんどが名入りの予約客という。