狛江市民まつりに58000人:パレード中止でも会場に熱気

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狛江市民まつりが11月11日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。前日の雨の影響でパレードが中止され、時折小雨がパラついたものの、家族連れなど約58,000人(主催者発表)が祭を楽しんでいた。また、わんぱく駅伝も同日開催され、市民まつり会場周辺では力走する選手に盛んな声援を送っていた。

写真は人気を集めた「轟轟戦隊ボウケンジャー」による抽選会

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市民祭は「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に催され、ことしで31回を数える。商工祭、農業祭、文化祭に加え今回からスポーツ祭も加わり、市内の市民団体が数多く参加、さらに多彩な内容となった。
メイン会場となった一小にはカラフルなテントが並んだが、校庭は前日の雨でぬかるみになり、歩くにも苦労するほど。出店した人たちは滑りやすい足元に気にしながら品物を運んだり、開店に苦労していた(写真左上=ぬかるみにビニールシートを敷いて応急処理)
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昼ごろまで雨という予報だったが、雨はそれほどでもなく、家族連れなどが次々と訪れ、ステージで演じられる獅子舞やヒーローショー、コーラス、太鼓などや友好都市の新潟県川口町、山梨県小菅村の物産展、公共団体や市民団体など45店舗の出店、市内産の野菜の買い物を楽しんでいた。今回初めて、多摩川の対岸の川崎市多摩区からも出店、和菓子店がモチや赤飯、「TAROの夢」などの多摩区の銘菓を販売、人気をよんでいた。
農産物品評会では、前日審査で選ばれた都知事賞のカキなど選りすぐりの狛江産の野菜や果物などが披露され、市民が「おいしそう」などと話しながら見入っていた。
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会場では、とん汁の無料配布、野菜で作った宝船の宝分け、苗木、球根の無料配布などが行われ、長い列ができていた。
市民グランドでは、市体育協会によるスポーツ祭が開かれ、FC東京のキックターゲット、ダーツゲーム、スピードガンなどのゲームやグランドゴルフ、ミニサッカーなどに汗を流していた(写真右下=親子連れに人気のふあふあドーム)
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市役所では、おはやしの競演、建前実演、コマレンジャーのショー、秋の大売り出しの抽選会、ビンゴ大会などがステージで行われた。商工祭などが行われた市民ひろばでは福島県南会津町の物産展やバザーなど33店舗のテントが色づき始めたケヤキの下に並んだ。
市民センターでは文化祭が催され、書道や写真、手工芸などの力作が展示され、訪れた人たちは静かに文化の秋を味わっていた。
第一小学校で行われたオープニングセレモニーでは、同市との交流20年を記念して川口町から名産品の木澤焼きのツボ2点が贈られた(写真左下)
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また、会場には、「水と緑の町」という市のキャッチフレーズと人口がほぼ同じという縁で同市を訪れていたカザフスタン共和国ラインベク市のクデール・カカルマン市長ら一行4人が祭を視察、鏡割りのます酒をおいしそうに味わい、交流を深めていた。