社会人アメリカンフットボール・Xリーグイーストディビジョンの富士通フロンティアーズが、9月17日東京ドームで行われた第2節の試合でオービックシーガルズを21対7で下した。秋のリーグ戦で富士通がオービックを破るのは1996年のxリーグ発足後、初めて。富士通側ベンチは、試合終了直前からカウントダウンが始まり、試合後は選手、コーチ、スタッフらが、スタンドの観客とともに喜びを爆発させていた。
写真=終了の瞬間飛び上がって喜ぶ選手ら
試合は、第1Qの開始わずか15秒で富士通のキックオフをオービックのWR(ワイドレシーバー)清水謙(83)がキャッチし、そのまま独走してキックオフリターンのダッチダウンを決められた。しかし、富士通は落ち着いて4分29秒にWRの清水聡(86)がタッチダウンを決め同点、続く6分54秒にRB(ランニングバック)進士祐介(28)が逆転のタッチダウンを決めた。この間、オービックにインターセプトされたボールを富士通ゴール直前まで運ばれたが、富士通デフェンス陣の集中した守りで防いで試合をリード。第2QでもベテランRB森本裕行(20)がオービックのタックルを振り切ってダッチダウン(写真)を決めた。
後半は両チームともそれぞれディフェンス陣が相手の攻撃を防ぎ、第4Qでは、オービックが意地を見せる攻撃もあったが、富士通がディフェンス陣が最後まで集中したプレーで攻撃を食い止め、宿敵を倒してリーグ戦2勝目をもぎ取った。
3節は10月11日、東京ドームで19時からアサヒビールシルバスターと対戦する。