7月7日に川崎市で開幕するアメリカンフットボールワールドカップを盛り上げる前夜祭が、川崎市中原区のとどろきアリーナで開かれ、国際アメリカンフットボール連盟のトミー・ヴァイキング理事長ら大会関係者があいさつ、出場6カ国のユニフォームと選手などの紹介が行われ、約1000人にのぼる参加者たちは大会の成功を祈っていた。
写真は健闘を誓う6カ国の選手たち
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会場には、市議会議員、スポーツ、青少年など市内の各界で活躍する招待客約1000人がつめかけた。
山縣平蔵ワールドカップ組織委員長が「開幕まで24時間を切ったが、ここまで準備が進んできたことに川崎市をはじめ関係者に感謝したい。日本は過去2回の大会で優勝し、本場アメリカの初参加でディフェンディングチャンピオンとして臨む。日本フットボール協会は来年75周年を迎えるが、今回のW杯が起爆剤となって、ますます普及につながることを期待している。川崎市にはアメフトのメッカとしていつまでも支援していただきたい。明日からの熱戦を期待します」とあいさつ。
続いて開催地の阿部孝夫市長が「あと1日になり意気込みを感じる。川崎で世界一が決まることにワクワクする。川崎市はスポーツが盛んなまち。全力をあげた試合を見せていただき、アメフトが世界中に広がることを期待します」と述べた。
国際アメリカンフットボール連盟のトミー・ヴァイキング理事長は「関係者はこれまですばらしい準備を進めてきた。この大会がこれからの新たなスタンダードになることを期待したい。川崎市は完璧なホストシティーであり、私は、『We love Japan』日本を愛していると述べたい」と主催者を代表して関係者の苦労をねぎらった。
会場には、アメリカンフットボール議員連盟会長の麻生太郎外務大臣や大会組織委員会名誉会長の森喜朗元首相も来賓として出席、あいさつした。
東京交響楽団メンバーの金管五重奏による出場国のテーマソング演奏で6カ国のチームが紹介され、明日からの健闘を誓い合っていた。
アトラクションでは、同楽団弦楽奏者4人が弦楽四重奏曲を演奏、大会のイメージソングを歌うオフィシャルサポーター「マーキス」のミニライブ、武蔵野太鼓保存会の勇壮な演奏、チアリーダー「富士通フロンティアレッツ」のダンスなども披露された。
前夜祭に先立ち、別室で記者会見が行われ、日本代表の波木健太郎選手(QB、アサヒビールシルバースター)が「過去2回優勝し、ディフェンディングチャンピオンとして大会を迎える。4カ月前からチームを始動したが、まず、初戦フランスに勝ち、15日の決勝戦をめざしたい」など、出場各国の選手が抱負を述べ、対戦相手と握手、写真撮影に応じていた。