狛江市の特産品エダマメなど夏野菜の種まきから収穫までの一連の作業を体験する「狛江市子ども農業体験塾 野菜作りの達人教室」が4月からはじまり、60人の小学生が10件の農家で夏野菜の種まきや苗の植え付けの作業に汗を流している。
写真(上から)=畑にビニールシートを掛けて苗を植える準備をする子どもたち、開校式の班ごとの説明、夏野菜の苗を植えるこども
この塾は、子どもたちに土に親しむ作業を通して食べ物を作る大変さや自然の恵み都市農業などについて関心を高めてもらおうと、狛江市市産業生活課と同市教育委員会が共催、JAマインズ農産物直売会に所属する農家の協力で2006年に初めて行われ、大きな関心を集めた。ことしも小学校を通して参加を呼びかけたところ、定員の1.5倍の60人が応募、受け入れ農家を急きょ2件増やして全員受け入れることになった。
4月14日に狛江市立第一小学校体育館で行われた開式式には、小学4年から6年の子ども約50人と保護者、受け入れ農家などが参加。木村忍教育長が「作業は大変なこともあるけど、楽しんで作物を育ててください」と開校の言葉を述べた後、子どもたちは受け入れ農家ごと10班に分かれ、作業の日程の説明や注意事項を真剣な表情で聞いていた。
初回の作業は受け入れ農家の都合で4月21日から4月30日までまちまち。30日に作業をした和泉本町の石井俊弘さんの畑には4人の子どもが参加、クワやスキの持ち方をならい土起こし、サク作りのほか「マルチ」と呼ばれるビニールシート張りを体験。その後、エダマメの種を直まきし、ビックリジャンボインゲン、オクラ、モロヘイア、ピーマン、ナスなどの夏野菜の苗を植えた。
体験塾は7月21日までの間、月2、3回土曜日か日曜日の午前中に開かれ、草取り、支柱立て、わき芽とり収穫作業を行う。最終日には、各班で作った野菜を持ち寄り収穫祭を開き、それぞれの体験を披露する予定だ。
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