狛江わんぱく駅伝が11月23日、狛江市の多摩川堤防で小学生の31チーム248人が参加して催され、ランナーたちは秋の川風に吹かれながら元気いっぱいに健脚を競っていた。レースの結果は、総合では「三小ウィンズ ペガサス」がV2を果たし、女子は「三小 サンデーズ」が優勝した。
この駅伝は狛江青年会議所(石井正寿理事長)が中心となり、狛江わんぱく駅伝実行委員会(永吉裕之委員長)を組織、青少年の健全育成を目的に、子どもたちに夢と感動を体験してもらおうと毎年催しており、ことしで24回を数える狛江の秋の名物行事になっている。
昨年までは狛江市を一周するコースで行われてきたが、今回から交通事故など安全上の理由で多摩川堤防を使ったコースに変更、名称も「狛江一周わんぱく駅伝」から「狛江わんぱく駅伝」に変更した。
大会は、3年生から6年生まで各2人の8人でチームを編成、総合と女子の2クラスで所要時間を競うもの。また、今回から区間賞も設けた。
コースは、小田急線多摩川鉄橋下流の多摩川緑地グランドとグランド近くの堤防上にチェックポイントを設け、和泉教習所と五本松の付近を折り返すもので、区間は約1.1kmと約2.1kmで合計では約12.8kmとこれまでよりわずかに長くなった。
午前10時に多摩川緑地グランドを第一走者が一斉にスタート。沿道では散策に訪れた人などの声援を受けながら、顔をまっ赤にして懸命な力走を見せ、緑色のたすきをつないだ。
レースの結果は、綜合は「三小ウィンズ ペガサス」が57分53秒で、2位の「THE魂」に42秒の差をつけて、昨年に続いて優勝を飾った。3位は「狛江六小ロッキーズA」。
総合の区間賞は1区=佐野潤平(狛江六小ロッキーズA)、2区=佐々木拓磨(三小ウィンズペガサス)、3区=大河原弘貴(THE魂)、4区=杉山潮(三小ウィンズペガサス)、5区=西垣汰一(THE魂)、6区=土屋雄輝(三小ウィンズペガサス)、7区=樋脇貫太(三小ウィンズペガサス)、8区=大石大祐(THE魂)。
女子は1区=小田理紗子(三小サンデーズ)、2区=新穂花奈(三小サンデーズ)、3区=下寺はづき(緑野ガールズ)、4区=渡辺夏帆(wind-8)、5区=岩崎莉子(マイ・ボス・マイ三小)、6区=奥村桃奈(緑野女子)、7区=霜田美雪(緑野ガールズ)、8区=下寺くるみ(緑野ガールズ)。
女子は「三小 サンデーズ」が1時間8分9秒で、2位の「マイ・ボス・マイ三小」に1分51秒の大差で抑え、優勝した。3位は「wind-8」。
レース終了後はアトラクションとして、東京ヴェルディ1969トライアスロンチームによるジャストタイムレースが行われた。
8人1組が手をつないで走り、19秒69に最も近いタイムのチームが勝ちというゲームで、子どもたちは駅伝の疲れも見せず、ゲームに興じていた。優勝チームにはヴェルディの選手が着ているレプリカTシャツがプレゼントされ、子どもたちは大喜びしていた。