麻生区の市民健康の森に実のなる木を植樹

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 市民記者 木村信夫 (2006植樹祭&収穫祭実行委員長)

川崎市麻生区多摩美の「麻生区市民健康の森(麻生鳥のさえずり公園)・多摩美公園」で11月19日、2006植樹祭&収穫祭(麻生多摩美の森の会・多摩美みどりの会主催)が行われました。この日は朝から時おり小雨がぱらつく不安な天気のなか、メイン会場の多摩美公園に急きょテント掛けして作品づくり作業用兼退避用のスペースをつくり開催を決定。雨が来る前の早めのプログラム進行を心がけましたが、好運にも昼過ぎの行事終了まで何とかもってくれて、130人もの参加で賑わいました。

写真(撮影:木村信夫)=上・植樹、下・草の実探検
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ことしの植樹は、アケビ、グミ、クワ、柿など小鳥が集まり収穫も楽しみな実のなる木を10本ほど植え、子どもたちは自分の名前を書いた札をさして、記念としました。
そのあとは、今年のメインテーマ「森の恵みでアート」の作品づくりです。(1)ホウノキの葉とススキの穂を使ったお面、草花の色で描くカード、(2)草の実探検とススキの穂のミミズク、(3)ドングリのコマや木の実のペンダントづくりの3グループに分かれ、それぞれが魅力的で選ぶのに悩んだ人もいたほど豊富なメニューです。指導には、西生田在住の元三重大学教授(美術教育)の浜本昌宏さん、東百合ヶ丘在住の自然観察指導員の高橋英さんを中心に、主催団体の会員があたりました。
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参加者は、森の自然の恵みを素材に風情と温かみある作品ができ、回せる時間を競ったゴングリゴマ回しコンテストの優勝者には、特大の焼き芋と木の実ペンダントメダルが送られました。草の実探検は、ルーペを持って野原を回り、発見カードに実を貼り付けましたが、高橋さんの指導で、草の実の生きるためのさまざまな知恵に触れて、子どもにもおとなにも感動的なひとときになりました。
続いての収穫祭は、高阪三男麻生区長のあいさつと音頭で乾杯、森の山畑でとれたサツマイモの焼き芋、里芋の豚汁を楽しみました。最後に、アート作品の発表が行なわれ、みんなで出来栄えをたたえ合いました。森の素材でこんなにたくさんの楽しみができること、そのくらい豊かで多彩な生物がすめる環境が多摩美の森一帯に育っていること、見た目きれいに整備された公園などにはない自然とのふれあいの場ができていることを喜び、これからより多くの人の参加で、「森の自然を育て楽しむ活動」をすすめることを確かめ合いました。


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