麻生区でプロ野球の元選手ら講師に少年野球教室:将来、プロ輩出願い基本をていねいに指導

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元プロ野球選手らが指導する少年野球教室が11月5日、川崎市麻生区の虹ヶ丘公園で開かれ、同区内の学童野球チームの小学生と少年チームの監督やコーチが参加、ボールの握り方や受け方、バッテングなど野球の基礎を学んだ。

この教室は昨年に続き2回目。今回は、麻生区少年野球連盟(小林時治会長)と同区王禅寺東の巨人軍元コーチの江藤省三さんが理事長を務めるNPO法人「ジャパン・ベースボール・アカデミー(略称・JBBA)」、同区上麻生の下水道処理施設に併設されているスポーツ施設などの管理を行うNPO法人「麻生環境会」(碓井勝次会長)の3団体が主催、麻生区子供会連合会、川崎市教育委員会が後援した。
ことしの教室は、同連盟が創立30年の節目を迎えたことにちなみ、野球を通して青少年の健全育成と交流に加え区内の少年野球全体のレベルアップを図ろうと指導者研修会も開催。このため、参加者は、市大会に出場する選抜連合チームの6年生60人と同連盟所属の区内14チームの監督・コーチ70人に限定して行われた。
指導者にあたったのは、江藤さんのほか1960年に完全試合を達成した元大洋ホエールズ(現・横浜ベイスターズ)投手・島田源太郎さん、1988年に防御率1位となった元日本ハム投手・河野博文さんとJBBAのスタッフの計4人。
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教室では、主催者を代表して江藤さんが「この会場は、地域の少年野球チームにかかわっていたころよく来ました。20年以上住んでいる麻生区で野球を通して地域貢献できることはうれしいことです。教室に参加する子どものなかから、将来日本のプロ野球や大リーグで活躍する選手が1人でもでてくることを期待してます」とあいさつ。その後おとなと子どもに分かれ、おとなはまず島田さんが担当、身振り手振りを交えて子どもの年代に合わせたボールの投げ方、構え方の基礎をていねいに教えた。
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子どもたちは最初に江藤さんと河野さんからボールの握り方、腕の向け方の説明を受けた後、グランドに広がってキャッチボール、河野さんが1組ずつ見て回りフォームを説明、続いてピッチャー、キャッシャー、野手の3グループに分かれピッチングやスローイング、バッテングのコツを習った。仕上げは研修を受けたおとながピッチャーを担当、子どもたちは交代で守備についてバッテングや走塁を行う実践の練習を行った。
麻生リバースキャプテンの上原誠也君は「ボールを投げるときの腕の伸ばしかたなど細かいところをていねいに教えてもらい楽しかった」とにっこり、白真少年野球部のコーチらは「野球界のトップに投げ方、打ち方を習い参考になった。きょうの経験をチームで活かしたい」と話した。
主催者者の小林時治会長は「30年の節目に江藤さんらの協力で指導者研修会が開催できよかった。参加した指導者のなかには少年野球チーム0Bも数人いて世代を超えて地元に野球の根がおりたように感じる。後は地元からプロ選手が誕生することを願う」と将来に期待を寄せていた。


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