Jリーグ28節・川崎が京都に完封勝ち:首位との勝点差4に

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Jリーグが終盤を迎え、残り6試合となった。前節首位浦和との直接対決で引き分けた3位の川崎は、10月28日に等々力競技場で京都パープルサンガと対戦し、2対0と快勝、勝ち点を58に伸ばした。この日は浦和レッズがジュビロ磐田に負けたため首位との勝点差が4に縮まり、首位争いが混迷、の逆転優勝の可能性も高まった。

写真(撮影:藤井隆弘)=85分に2点目を決めたマギヌン(背番号11)とアシストのパスを出しマギヌンの負ぶさって喜ぶ中村憲剛(背番号14)

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試合は、現在最下位で降格の危機に直面する京都の固い守備とシンプルな攻撃に川崎が手こずる形で始まった。両チームともこれ以上負けられない闘志がぶつかるものの互いのゴールキーパーの踏ん張りでフィニッシュが決まらない状態が続いたが、38分、ジュニーニョが持ち前のスピードでフリーキックのチャンスを得、我那覇和樹が斜め後ろ向きからヘディングで合わせゴール(写真右)をこじ開けた。
後半は立ち上がりから川崎のリズムで試合を進めチャンスをつくるが、中村のシュートはクロスバー、ジュニーニョが自ら得たPKをはずすなど追加点が取れない時間が続いた。1試合も落とせない京都は59分に選手2人を入れ替え攻撃するが精度は低く、川崎DF陣の頑張りでクリア。川崎は72分にマルコンを井川祐輔に、75分には我那覇を黒都勝に替えて追加点を奪う態勢に変更した。85分、中村のパスをマギヌンが左足で2点目を決めて試合を有利に進め、完封で京都を下した。
Jリーグ残り5試合を残すのみとなったが、浦和が負けて勝点差が縮まったことで、優勝を願うサポーターの期待はふくれあがった。
次のホーム試合は11月18日14時キックオフで対戦相手はアビスパ福岡。