川崎市立柿生中学吹奏楽部が全国大会3位のお礼に特別演奏:21日の同中ふれあいまつり

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東日本学生吹奏楽大会の中学生フェスティバル部(35人編成)でヤマハ賞(3位)を受賞した川崎市立柿生中学校(板倉敏郎校長)吹奏楽部が、10月21日に同中学で開かれる「ふれあいまつり」で大会出演を応援してくれた全校生徒や地域の人へのお礼の特別演奏を行う。

写真=吹奏楽大会の翌日、あさお区民まつりで「火の伝説」を演奏する吹奏楽部部員

同中は、以前から音楽教育が盛んで、毎年市の吹奏楽コンクールに参加しており、今春異動した前顧問・渡辺寿子教諭時代の2004年に北海道札幌市で行われた第4回同大会にフェスティバル部門で初出場した経験を持つ。指導者が替わったばかりで全国大会3位の成績は快挙で「2回目の出場でこの成績は大変名誉なこと。子どもたちが伝統の力を引き継ぎ伸ばしていった」(鈴木和夫教頭) と手放しで喜んでいる。
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フェスティバル演奏は、楽譜を見ずに動きのある演奏をするもので通常の演奏に比べてかなり難しい。大会には音以外の表現力を高めるため、丸山教諭の妻で王禅寺中で臨時任用職員をしている二期会所属歌手の丸山智也子さんが曲のイメージに合わせたストーリー性のある振り付けと衣裳デザインをかって出た。また、丸山教諭の知り合いの西中原中学非常勤講師の山口あすかさんも振り付けの指導に参加、部員の母親らが衣裳制作を手伝うなど学校内外の多くの協力を得て、音だけでなく見ごたえのある演出が評価された。
サックス奏者としても活躍する指導者の丸山教諭によると「前の顧問時代にフェスティバル演奏を経験しているので、就任1年後の定期演奏会でいい音が出るようになればと考えていた。子どもたちは感受性が豊かでスポンジが水を吸い取るように教えたことを全て吸収する。学習のスピードは、まるで絶壁を登っているような恐るべき上昇力」と驚いている。部長の本間瑞葉さんとトランペットパートの大平美緒さん(いずれも3年生)は「練習や演奏方法が変わり、最初はとまどいと不安があったが、直ぐにうちとけて楽しく演奏できるようになった。練習に集中でき、本番ではすごくテンションが高まる」と楽しげ。
ふれあいまつりは同校文化祭の一環として、地域のさまざまな分野の専門家や達人を講師に迎え、生徒と地域の人がふれあいながらスポーツ、伝統芸能、昔の遊びなど多伎にわたる文化を学ぶことを目的とした恒例の行事。例年、生徒主体の発表会(ことしは10月28日)の1週間前に同校の校庭などで催され、ことしは午前10時30分と午後12時30分からゲートボール、竹とんぼ、クライミングなど22コースの体験学習とバザーが予定されている。
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午後12時 15分から体育館で行われる特別演奏は、10月7日に仙台市泉文化創造センターで行われた大会で演奏した櫛田てつ之扶(くしだてつのすけ)作曲「火の伝説」を顧問の丸山胤幸(かずゆき)教諭の指揮で演奏する。舞台に登るのは、部員50人のうち大会と同じメンバー2・3年生35人が演奏、踊り子役として2年生 3人、1年生2人の40人。本間さんらは「3年生は文化祭で部活から引退するので、火の伝説を外部の人に聴いてもらうのは今回が最後になる。私たちも感謝を込めて楽しみながら演奏するので多くの人に聴いてもらいたい」と話している。
ふれあいまつりは公開されており、演奏会の参加は自由。
問い合わせは電話044(988)0004柿生中学校。


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