宮前区初山8月16日に閻魔参り:津軽三味線を奉納

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川崎市宮前区初山の「初山十王堂」で8月16日、江戸時代より地元に伝わる「閻魔(えんま)さま宵参(よいまい)り」が催され、3年前に修復した本尊の閻魔像などを公開、同区在住の津軽三味線奏者が約80人の参拝客の前で芸能奉納を行った。

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初山十王堂は、川崎市内で唯一地元の人が守る焔魔堂で、「初山十王堂世話人・十王堂墓地管理組合」(矢澤茂代表)の世話人らが午後6時半に堂を公開すると、地元初山の人をはじめ珍しい行事を見に来た参拝客が提灯をともした小さなお堂の前で手を合わせていた。
ことしは、本尊などの修復3周年を記念して初めて芸能奉納を企画、世話人らが午後から境内にビニールシートに座布団を置いて準備を整えたが、湿度に弱い津軽三味線にとってはあいにくの蒸し暑さで「三味線が壊れる」と、会場を急きょ敷地内の初山会館に変更。芸能奉納が目当ての参拝客らは、クーラーの効いた涼しい室内で、都内のライブハウスや海外でも活躍する古賀加津美さんの津軽じょんがら節をはじめ「小原節」、弦をすべらせて独特の音色を響かせる「三下がり」などの演奏に聴き入っていた。約1時間の演奏会では、民謡を教える観客が古賀さんの伴奏に合わせて自慢ののどを披露、太鼓代わりにペットボトルで拍子を打つ人も出る一幕もあり、小さな会場ならではの雰囲気を頼楽しんだ。
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演奏に先立ち会場では、古くから初山に住む24軒で毎月宿を変えて催す初山念仏講(議長、松井文雄さん)が午後7時から行われ、1080個からなる約7mの長い数珠を参加した20人全員が持ち、リード役の唱える「南無阿弥陀仏」と鉦(かね)に併せて数珠を回しながら大声で念仏を唱える「百万遍」と数珠なしでやや小声で唱える「60ズメ」と呼ばれる二種類を唱和。
矢澤さんらは、古くから伝わる伝統行事を今住んでいる人に少しずつに定着させていきたいと話していた。


宮前区初山8月16日に閻魔参り:津軽三味線を奉納への2件のコメント

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