手作りいかだで多摩川を下る「狛江古代カップ第16回多摩川いかだレース記念大会」(同実行委員会主催)が7月16日催され、狛江市内をはじめ、東京都内や川崎市、新潟県、山梨県など21の地域から参加した99チームがスピードやアイデアを競い合った。会場には約1万2千人(主催者発表)の見物客が訪れ、水上の熱戦に拍手や声援を贈っていた。
多摩川の夏の風物詩として親しまれているレースには、通称五本松から宿河原堰手前までの1.3キロを下る所要時間を競うスピード部門とデザインなどを競う企画(アイデア)部門に分かれ、職場や近所同士のグループで作ったいかだが7〜8そうに分かれて次々と川を下った。
レース中はときおりにわか雨に見舞われたものの、参加した選手たちは元気いっぱい。水量が少ない個所ではいかだから降りて、水しぶきをあげてひっぱって走る光景も見られた。
アイデア部門をめざしたいかだのなかには、西遊記や宇宙戦艦ヤマト、太鼓、レーシングカー、龍、宝船、カブトムシ、ワサビ、水着の女の子などをデザインしたものや奇抜なコスチュームに身を包んだチームが数多く見られ、スタート地点やゴール付近に集まった多くの見物客を喜ばせた。
レースの結果は、スピード部門の一般の部ではチームラフティ(写真左上)が多くの挑戦者を退けて5連覇を果たした。学生の部はイカダ男、レディース・ジュニアの部はプリプリカンティプールがそれぞれ優勝した。
アイデア部門では矢野裕狛江市長ら11人の審査員による審査の結果、駄倉町会青年部(写真右下)が最優秀賞に輝いた。
特別賞として小菅村から野性号に大きな和太鼓がプレゼントされた。
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