カンボジアに学校を作ろうと美容師がボランティア:7月25日に溝口で

060715cut01_1発展途上国の子どもたちが教育を受けられる環境を整えようと、川崎市内の美容師ボランティア団体「PRIC(プリック)」(高橋雅志代表)が7月25日午前10時から午後4時まで高津区溝口の生活文化会館「てくのかわさき」でチャリティーカットを開催、利用客と美容師のボランティアを募集している。

写真=2005年のチャリティカット会場

チャリティカットは、同館ホールにビニールシートを敷き会議用の机に卓上鏡を置くだけの臨時美容室を設営、美容師がボランティアでカットとマユ手入れ行う。カットが1000円以上、マユ手入れが500円以上の寄付と破格料金のため、この日を楽しみにしている常連客も多い。例年美容室の定休日にあたる火曜日に開催、道具持参で都合のつく時間だけのボランティアも受け入れているため、市外から参加する美容師もいる。
同会は、美容師の技術を提供して社会貢献をと、毎年テーマを決めチャリティーカットを実施し、収益を社会福祉団体などに寄付している。今回は発展途上国のひとつカンボジアに学校を作ることを目的に「アジアの子どもたちに教育を」と活動する社団法人シャンティ国際ボランティア会に寄付する方針だ。中心的メンバーのひとりで、新潟県中越地震の被災地でも美容ボランティアを行った前会長の菅原司郎さんは「発展途上国には学校に行きたくても行けない子がたくさんいる。カンボジアでは数百万円で学校が建設できると聞いているが、全国に美容室は22万件、美容師は45万人いるので、今後は川崎の取り組みを全国に広げ、現地の子どもたちの夢を実現させたい」と多くの参加を呼びかけている。
ボランティア参加の連絡は電話080-5539-8426菅原さん。