川崎市の宮前スポーツセンターがオープン:大小体育室備え区民のスポーツの拠点に

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宮前区のスポーツの拠点となる「宮前スポーツセンター」(串間満子館長)が4月7日、川崎市宮前区犬蔵1-10-3にオープンした。スポーツセンターは各区1カ所を目標に建設が進められており、同センターは6番目。

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同センターは犬蔵中学校北側に隣接した面積6,637平方メートルの敷地に建てられ、同中の体育施設を合築したのが特色。のべ床面積5,244平方mの館内には、1階にバスケットボール2面分、バレーボールなら3面分がとれる大体育室(面積1,017平方m)に加え、バレーボール1面分の小体育室(面積433平方m)、2階に各種のトレーニング機器を設置したトレーニング室(面積289平方m)、大体育室を一周するランニングコース、観客席などがある。また、会議や研修、健康体操などに使用できる研修室(面積74平方m)、区民サロン、更衣室、シヤワー室、事務室などを備えているほか、犬蔵中の格技室、25mプール、金工室、木工室などがあり、プールと格技室はセンター主催の事業に利用する予定。館内は外光を採り入れるなど明るい雰囲気で、太陽光発電や屋上緑化など環境に配慮したのも特色だ。
4日7日午後1時から大体育室で開館記会式典が催され、区民など約200人が参列、阿部孝夫市長、犬蔵中の生徒2人など7人がくす球を割って門出を祝った。
阿部市長は「いま、川崎のスポーツはがんばっている。厳しい行財政改革の影響を受けたが、地元のみなさんと計画段階からいろんな意見を出してもらい、区民やスポーツ団体の協力によって、充実した施設となった。これからは区民に幅広く有効に活用してほしい」とあいさつした。
式典に先立って、犬蔵中学校吹奏楽部が、この日の式典のために区内在住の作曲家成舞新樹さんが作った「セレモニアル・ファンファーレ」を初演。続いて「威風堂々 第1番」「ディズニー・プリンセス・メドレー」の記念演奏を行った。また、式典後には、「ユニサイクル野川」の中学生10人がそろいのコスチュームで見事な一輪車の演技を披露、見学者から盛んな拍手が贈られていた。
串間館長は「体育の教師を長く勤め、昨年は幸スポーツセンターに勤務したが、中高年の健康に対する関心の高さと意欲に驚いた。このセンターでは、地域のスポーツへの関心を高め、健康維持と増進のお手伝いをしていきたい。また、子どもたちにスポーツへの興味をもってもらうために、教室を開くなど活性化に努めたい」と意欲をみせている。
同館は団体利用が中心だが、トレーニング室は個人でも利用できるほか、卓球、バドミントン、ヨガ、太極拳、3B体操など個人を対象とした各種のスポーツデーを開催する。利用料金はトレーニング室、スポーツデーとも20歳以上200円、6〜20歳と学生100円。
同センターへは東急田園都市線宮前平駅からバス溝口駅南口行き「犬蔵」下車、徒歩約5分。
問い合わせは電話044-976-6350
ホームページ=http://www.city.kawasaki.jp/88/88sports/home/homepage/top.html