狛江市岩戸北の沈和年さんが主宰する水墨画グループ「翠風会」が4月7日から川崎市多摩区登戸の多摩市民館で展覧会を開いている。
沈さんは上海大学美術学院を卒業後、1990年に留学のため来日し洋画を学び、伝統的な中国の水墨画に現代的な感覚を取り入れた作品を描き、日本で何度も個展を開くほか、野菜や動物などを題材にした初心者向けの水墨画の本も数点出版している。約15年前から狛江市岩戸地域センターなどで水墨画を教え始め、門下生と共に「翠風会」を結成、多摩市民館で毎年作品展を開催している。
11回目の作品展には、狛江市や川崎市などの会員45人と沈さん、張瑜さんの計47点を展示。作品は、野菜、花、風景、鳥など多彩でなかにはオリンピックのフィギュアスケートもあり、作風も沈さん自身が洋画を習っていたこともあっていわゆる水墨画とはかなり異なり個性的だ。
期間中の11日午後2時30分から4時30分まで水墨画の無料体験も行われる。
会期は12日までで、時間は午前10時から午後6時まで。