スポーツを通して異年齢の交流をと、狛江市ボランティア・センター(狛江市社会福祉協議会)が3月18日に同市中和泉の和泉小学校校庭で小学生を対象にした子どもボランティアスクールで狛江市グラウンドゴルフ協会の協力で「みんなでグランドゴルフ」を開催した。
グラウンドゴルフは、ゴルフをアレンジしたニュースポーツとして1982年に誕生。通常のルールによると、15m、25m、30m、50mと距離が異なるコースを組み合わせた8つのコースを1ラウンドとして設定し、テニスボール大の木製のボールを木のクラブで打ち、ポールホールと呼ばれる下がカゴ状になったホールの中にボールを打ち込む。プレーは各コースとも3打、1ラウンド24打をパープレーとして、打数を記録して競う。
ホールが簡単に異動できるるため競技場所を自由に設定できることに加え、ボールが大きくクラブもさほど重くないのでだれもが気軽にできるスポーツとして高齢者を中心に普及している。同協会によると市内の競技者は約300人。
この日は、市内の各小学校の1年から6年までの児童11人とボランティアの学生が参加、同協会の広川登さんら11人が子どもたちにマンツーマンで構え方や打ち方を丁寧に指導した。大半の児童が初体験だったがコースを2巡するころにはルールや打ち方をすっかり覚え、最短の15mコースで池田善嗣君、和田拓真君、工藤優輝君がホールインワンを記録した。約2時間で3ラウンドまわり、ホールインワンを達成した和田君が76打とパープレーに近い成績をあげ、広川さんらを驚かせた。参加した子どもたちは「おもしろかった」「またやりたい」「道具がほしい」とすっかりその魅力にはまっていた。