耐震偽装問題を切り口にまちづくり行政のシンポ

全国各地でおきた耐震偽装問題を切り口に、偽装マンションの被害者や都市計画プランナーを招いてまちづくり行政について考えるシンポジウムが 3月17日午後6時30分から川崎市高津区溝口の「てくのかわさき」で開かれる。

主催するのは、川崎市内の乱開発の歯止めや自然環境保全運動のネットワーク組織「まちづくり・環境運動川崎市民連絡会」。同会では、1998年に規制緩和で建築確認制度が民間に開放されたことが耐震偽装を引き起こす要因のひとつと考え、シンポではまちづくり行政全般の問題を明らかにし、建築確認制度の改善を求める。
パネラーとして出席するのはまちづくり条例研究センター主任研究員で野口和夫さん、日本建築学会前建築法制委員長の稲垣道子さんと全国で一番早く退去命令が出たグランドステージ川崎大師の住民代表の平貢秀さんの特別報告も行われる。参加は自由で、資料代か600円。問い合わせは、電話044(833)5572まちづくり・環境運動川崎市民連絡会。