特定非営利活動法人k-pressが主催する「輝け!川崎展」のイベントのひとつ、トークショーを2月25日、多摩区総合庁舎1階ロビーで開催しました。
の元選手で強化本部スカウトの向島建さんと久野智昭さん、サッカーレポーターの岩澤昌美さんの3人が、「’06シーズン ズバリ言うわよ」と題して、新加入選手を中心とした今シーズンのチームの体制やキャンプの裏話、今後の展望などをエピソードをまじえながら披露しました。会場には親子連れやサポーターなど約180人が訪れ、熱心に耳を傾けていました。
「輝け!川崎展」は、川崎市のイメージアップ事業のひとつに選ばれ、写真ニュース「川崎now」の発行のために撮影された、2005年の等々力でのホームゲームの大判のカラー写真を市内6カ所で展示するほか、チームで初ゴールを決める選手を予想するクイズなどを行っており、市民やサポーターの注目を集めています。
トークショーはその一環として、3月5日の等々力競技場での開幕戦に向けて、ホームタウン川崎の市民の関心を盛り上げようと、(株)川崎と多摩区役所の協力で開いたものです。
開始4時間前の午前10時に順番待ちをする人が列をつくるなど、関心の高さをうかがわせました。
午後2時からのトークショーでは、新体制発表会などの模様を収録したビデオが大型テレビで約15分上映した後、k-pressの安永能美理事長があいさつ、続いて岩澤さんの紹介で向島さん、久野さんがステージに上がりました。なかでも、久野さんは昨年現役を引退してからこの日がファンの前にデビューするとあって、多くの人がカメラや携帯で盛んに写真を撮るなど、注目を集めていました。
ショーは、岩澤さんの巧みな司会でわきあいあいとしたムードで進められ、ふたりの元OBが今季のチームの戦力評価や選手に対する的確なコメントなどが次々ととび出しました。左サイドのアウグス選手の抜けた穴を埋める期待のMFマルコン選手の怪我と復帰の見通しは「開幕戦戦までの復帰はむずかしそう」との報告に観客は落胆、キャンプでみんなが遠慮するなかエビを10本食べて大物ぶりの現したFW鄭大世選手については「身体能力が高くシュートをバンバン決め、我那覇選手らに刺激を与えている」など秘話やエピソードを披露。他の新加入選手のコンビネーションがうまくゆくにはもう少し時間がかかる、チームの成績については向島さんは「4位」、久野さんは「5位」を約束、チームをよく知る2人の話に訪れた人たちは真剣な表情で聴き入っていました。
ショーの終わりでは、プレゼント抽選会が行われ、向島さんが自分の率いるフットサルチームのユニフォーム、久野さんが現役時代のユニフォーム、岩澤さんがの10周年記念Tシャツをプレゼント、抽選に当たった3人は思わぬ幸運に大喜びしていました。
参加者は「声がちょっと聞き取りにくかったけど、生の姿と話が聞けてよかった」、「図書館に来てたまたま知り、大好きな久野元選手を近くで見られてハッピー」「自転車で来られる近くでこんなイベントがあってうれしい。これからもやってほしい」と満足げ、にこやかに帰途についていました。
「輝け!展」は高津区の川崎溝ノ口郵便局が2月28日まで、多摩区役所が3月2日まで、川崎市役所第三庁舎、中原区役所、麻生区役所が3月3日まで開かれています。また、ファーストゴールクイズの受け付けがインターネット(URL=http://www.k-press.net/indexfrontale.html)とFAX(03-3430-6743)で3月3日まで行われています。