高津区で2月19日に大山街道フェスタ:新会場の二子神社で湯とうふ配布

川崎市高津区のメインストリート——大山街道を見直そうと溝口緑地(高津図書館前広場)など3カ所で2月19日午前10時30分から午後2時30分まで「大山街道フェスタ」(大山街道フェスタ実行委員会、大山街道活性化推進協議会主催)が開かれ、大鍋で作った湯豆腐の配布やフリーマーケットなどが催される。

大山街道は、赤坂御門を起点に伊勢原から大山阿夫利神社に至る「大山詣(もう)で」の道として古くから親しまれている。高津区の街道沿いは江戸時代は多摩川の宿場町として栄え、江戸や明治に開業した店が多く残り、市内でも最も古い商業地のひとつ。作家・岡本かの子、陶芸家・浜田庄司の生誕地としても有名。
フェスタは地元市民による手作りイベント。3回目のことしは、岡本かの子の文学碑がある多摩川添いの二子神社が新たに会場に加わった。
主な内容は、溝口緑地では「大山街道物産市」と銘打って街道沿いの商店の出店、フリーマーケット、バルーンアート実演、三味線演奏のほか豚汁、赤飯、生野菜などの販売。高津図書館では午前11時と午後1時30分から「みぞのくち村むかしむかし」と銘打って溝口に伝わる民話をカナリヤ人形劇で上演する。大山街道ふるさと館では、落語と以前街道沿いで和菓子屋を営業していた荻島満朗さんが「打ち菓子」づくりを実演、大山街道に関する展示などを行う。
二子神社では、フェスタの名物「高津ゆどうふ」の無料配布(無くなり次第終了)、モチ、けんちん汁の販売、フリーマーケット、高津健康の森の竹で作った竹馬遊び。このほか、区内の名所案内の活動を続けるシルバーガイドメンバーが、大山街道を歩きながら解説する「街道ウォーク」(受け付け、二子神社)が行われる。参加はだれでも自由。雨天の場合は一部のイベントが中止になる。
問い合わせは電話044(861)3133高津区役所区政推進課。


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