新しい障子で新年を、と狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)で12月10日、小学生やボランティアなど12人が参加して古民家の障子の張り替えが行われた。
写真ニュースを見る>
3人の小学生を含むボランティアは、同市西野川の内装業曽根嘉七さんの指導で午前9時半過ぎ、1年のほこりを吸い込んで黄ばんだ障子16枚をはずし、水をかけてぬらした紙をはがし、さんに残った紙やのりをていねいにぞうきんでふいた。
続いて曽根さんからのりのつけ方や紙の張り方、はみだした紙の切り方などについて細かく手ほどきを受けて、障子張りに挑戦。初めて体験するという小学生だけでなく、おとなのなかにも久しぶりという人が多く、のりが平均につかなかったり、大きな障子紙をしわができないように張るのに四苦八苦。「うまくいかないもんだねえ」という声があちこちで聞かれた。
それでも3時間ほどで全部を張り終わり、参加者たちは真っ白になった障子に満足げな様子で見入っていた。