川崎多摩ロータリークラブ:多摩病院に結城天童画伯の絵を寄贈

05121202yuki川崎多摩ロータリークラブ(根本睦雄会長)が12月12日、川崎市役所に阿部孝夫市長を訪れ、来年2月1日に開院する多摩区宿河原の川崎市立多摩病院に飾って患者さんの心身の療育に役立ててと、同区在住の日本画家、結城天童画伯(92)の絵を阿部孝夫市長に贈った。「多摩清流」と題したこの絵は20号で、同クラブがアメリカ・シカゴで創立されたロータリークラブの100周年記念事業として同会会員の結城画伯に依頼した新作。この寄贈に対し、市長からは根元会長に感謝状が手渡された。

写真は(左から)阿部市長、根本会長、結城画伯

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05121201yuki寄贈には、RCから根本現会長、結城さんのほか、前年度の役員など11人が参加、武弘道・市病院事業管理者、亀谷学・多摩病院院長予定者も同席した。
根本会長は「クラブの誇りである結城画伯が描いた絵を地域の新しい病院に贈るのはうれしい。病院を訪れる人たちが絵を見て心のやすらぎを感じてもらえればうれしい」とあいさつ、結城画伯は「多摩川の近くに住んでおり、水の流れを見ていると制作意欲がわいてきます。この作品は多摩川への感謝を込めて描きました。清くたくましい流れを感じて病いを治してほしい」と作品への思いを語った。

05121203yuki阿部市長は「病院の目と鼻の先に多摩川があり、飾るのにはとてもふさわしい内容」と喜ぶとともに「私も結城画伯の後援会の会員なんです」とファンのひとりであることを披露。この後、自ら市長室の正面にかけた結城画伯の絵を案内、結城さんは久しぶりに見る自作を感慨深そうに見入っていた。
作品は、入退院患者の受け付けを行う医療相談センター受付ロビーに展示される。

写真は市立多摩病院に寄贈された絵画「多摩清流(上)、感謝状の贈呈(下)