残り2試合となったJ1リーグ第33節の第1日目、川崎はアウェイ味の素スタジアムでFC東京と対戦、1対1の引き分けで連敗を止め、勝ち点を50に伸ばした。川崎は、今季限りで引退を表明したMF相馬直樹が久々のスタメン、川崎から駆けつけたサポーターの熱い声援を受け、好守にわたり往年の闘志あふれる粘り強いプレーでファンを沸かせた。
写真=久々のスタメン起用の相馬選手(右)
試合は、3連敗を避けたい川崎はDF寺田周平がひとつ前、相馬を公式戦初の右サイドバックというポジションで起用するなどFC東京に合わせ布陣を変更。立ち上がりから両チームともチャンスを作り出した。22分に川崎のMF中村憲剛がミドルシュートを決めて先制、のリズムで攻撃するが、FC東京のGK土肥洋一の好守にはばまれ追加点は奪えなかった。後半、FC東京は早めに選手を交代してカウンター攻撃を仕掛け、78分にFWササがゴール。もケガから復帰したMF谷口に換えDF佐原秀樹を投入したが、同点に追いついてからは10試合負けなしのFC東京が怒濤の猛攻。は高さを誇るDF陣と相馬と交代したMF久野智昭らが必死に守りぬき引き分けになった。多摩川をはさんでJ2時代から激しい戦いをくり返した両チーム対戦は、全回(7月6日)もスコアレスドローの引き分けに終わっている。
残りはあと1試合、最終節の12月3日は、優勝争いをしているガンバ大阪を等々力に迎え、14時にキックオフ。