川崎市麻生区万福寺の麻生市民館野外ステージで麻生菊花会大会が開かれ、連日多くの市民が熱心に鑑賞している。会期は13日までで、展示時間は午前9時から午後5時まで。
写真=大輪の花を観賞する市民(上・下)、市長賞受賞の菊を説明する久保田さん
麻生観光協会の下部組織「麻生菊花会」(久保田啓司理事長)会員32人が丹誠込めて育てた直径20cm以上の大輪、一重、小菊などで、茎の部分が短い「福助」「ダルマ」をはじめ、ストロー状の花弁が長く伸びた「管物」、半球状花弁が盛り上がって咲く「厚物」や「厚走り」、厚物を5本咲かせる「数立」、3本立ちの3色の厚物を1組とする「組飾」、幅の広い船底型の花弁一重の「一文字」、小菊をたれ下げて咲かせる「懸崖」「盆栽」の12種類。大会前日の11月1日に川崎北部菊花会理事長の斎藤京蔵さんらが審査、久保田啓司さんの組飾りが川崎市長賞に選ばれた。
5回目のことしは、出品者が昨年より4人増えたが、夏の暑さで開花が遅れ、審査日に間に合わないと出品を見合わせるた人もおり、点数は昨年より6点少ない175点。同会によると、花は全体的に遅れ気味だが、全体的にはレベルが上がり良い出来で、見ごろは6日以降という。
会場では、苗木やたけの短いダルマ、福助なども販売している。また、6 日、8日の午前9時から午後3時まで菊作りの相談も行う。