川崎市宮前区平地区を拠点に活動している「平まなびあいグループAndante」がことしも連続講講座を開き、受講者を募集している。
同会は、1981年に高津市民館が主催する「家庭教育学級」を平こども文化センターで開き、その受講生の同区平の堀内由き子さんが作ったグループ。同会で
は、心身の成長、教育など子どもを取り巻く問題を中心に、地域の歴史や散策、環境問題などを取り上げ、平こ文で毎年連続講座を企画運営。堀内さん以外のス
タッフは入れ替わり、現在は自主講座の受講生が企画運営に加わり、20年を機に、名称を「平こども文化センター母親クラブ」から「Andante」に変え
た。
元向丘小学校教師で教育評論家として活躍する村田栄一さんも毎年のように講師として登場、和光大の小沢牧子さんなど市内の著名人や教育評論家の斎藤次郎さんなど名の通った講師もスタッフの熱意で講師を引き受けている。
今回は、「『感じる』〜まなびの扉」をテーマに、宮前区犬蔵のゆりかご幼稚園新井利夫園長や二ヶ領せせらぎ館の田中喜美子館長らを講師に9月30日から12月8日までの金曜日に子ども文化セン
ターで7回講座を開く。時間は午前10時〜正午まで、受講料は3500円(7回)。1回のみの参加も可能でその場合は受講料は1000円だが、川崎市市民
局子どもの権利担当の支援を受けた5回目の斉藤次郎さんの講座は500円。3歳以上の幼児の保育あり、おやつ代は1回300円。
講座の内容と日程
▽9月30日=「子どもたちがくれた宝物」、健爽学園ゆりかご幼稚園園長・新井利夫さん
▽10月7日=「多摩川と語り、川から学ぶ」、二ヶ領せせらぎ館館長・田中喜美子さん(会場は二ヶ領せせらぎ館、10時30分〜)
▽10月21日=「わになって踊れば—ヒマラヤ・ネパール民族舞踊体験」、ネパール舞踊家・岡本マルラ有子さん
▽10月28日=「やさしさ・夢・勇気」、教育評論家・斎藤次郎さん
▽11月11日=「グローバル経済と若者」、日本社会臨床学会運営委員・佐々木賢さん
▽11月18日=「続・憲法はいま」、教育評論家・村田栄一さん
▽12月2日=「『縁をつむぐ』ということ—心流行りの時代に」・日本社会臨床学運営委員・小沢牧子さん
25年を迎え同会では今後も、学びの視点は当初からの子どもの世界や教育、社会や環境、自身の生き方などに向け、新しい出会いを重ねたいので、ぜひ多くの人に参加してほしいとPRしている。
問い合わせは電話044(865)8056堀内さん