狛江市が8月28日に市民体験型の防災訓練:市

050902bousai-1防災の日を前に、狛江市は8月28日午前9時から和泉本町2丁目の市民グランドなど4カ所で1300人が参加し、大がかりな防災訓練を行った。同市の防災訓練は、2003年から市民の防災行動力を高めることを目的のひとつに掲げ、消防署員などプロの訓練に加え、市民が応急救護、救出、消火を体験訓練する時間を設けている。

訓練は、マグニチュード7.2、震度6を超える直下型の地震が起き、市内5カ所に火災発生、建物162棟倒壊、電話・電気・水道などライフラインの機能停
止という想定。小田急線北側の小足立、覚東、狛江ハイタウン、北和泉、多摩川住宅イ号棟、同ニ号棟、上和泉、和泉第1、同第2、セントラルハイツ、岩戸の
防災会11支部数百人が総合会場に集合。訓練開始とともに消防団、消防署や市職員など関係機関が災害の伝達訓練や仮設トイレの設営を行った。
ついで、防災会や女性防火の会会員らが狛江消防署員らの指導で、約1時間にわたり包帯法や担架作り、心肺蘇生の応急救護、ブロック割り、倒壊家屋からの救
出訓練、消火器・バケツリレーなどの訓練を体験。防災会代表者や災害時支援ボランティアがけが人をリヤカーで運ぶ搬送訓練に汗を流した。
この間、災害対策本部長の矢野裕市長、力丸達男狛江消防署長らは、市立第二中学校、第三中学校で行われた地域自主訓練と狛江団地で街頭訓練会場を回った。
総合会場では「最近地震が多くて心配。本番の時にきょうのように落ち着いてできるかどうか分からないが、知っておいた方が安心」と指導者に熱心に質問、機械の操作をかって出る市民が多かった。