むいから民家園で子どもたちが小川づくり

050827ogawa4泥遊びで小川を作ろう——狛江市元和泉のむいから民家園(市立古民家園)で8月27日、小学生がどろんこになりながら人工の小川作りを体験した。
写真=溝に入れた土を足で踏み固める子どもたち

050827ogawa2小川づくりは、管理職、専門職に従事する女性たちの奉仕団体「国際ソロプチミスト東京ー狛江」から資金提供を受け、園内に子どもが水遊びのできる空間と昔の景観を作り出そうと、同園運営委員らが行っているもの。
同市岩戸南の建築家・吉田清明さんが、長さ約25m、幅30〜40cmの流れの途中に池状の場所を設けた設計図を描き、運営委員やボランティアらが7月から植栽エリアに溝を掘って防水シートをかぶせる事前工事をした。石を積み上げたところからポンプアップした井戸水が流れ出し、底は水が流れるよう高低差をつけたコンクリート張り、両岸は石積みにする工事はプロの造園業者が担当した。
050827ogawa3昔風の小川にする”工事”は、同園の子どもの行事として参加者を募り、8月から10月までに3回催す。
初日のこの日は、吉田さんら6人のおとなが田んぼの土に使われる「新木田土」100袋を水路に入れ、子どもたちが水を入れながらはだしで土を踏み固めた。子どもたちは初めはぬるぬるした土におっかなびっくりだったが、泥遊びのような作業に次第に熱中、2時間がかりで70平方mの水面に土を入れ終え、土を高く盛った池状の場所にトクサ、ホトトギス、クレソン、スイレンなどを植えた。
父親や兄と参加した中澤かずひろ君(小学1年)は「どろの上を歩くのがおもしろかった」とにっこりしていた。
2回目の作業は9月10日午前10時から小川に橋をかける工事や両岸に水生植物などを植える予定。同園では、現在参加者の追加募集を行っている。
問い合わせ・申し込みは電話03(3489)8981むいから民家園。