夏の多摩川を静かな光で彩る灯ろう流しが8月29日夕、多摩水道橋下流の狛江市側河川敷きで催される。
昨年までは、狛江市などが主催する花火大会と同じ日に開かれてきたが、今年は花火大会が中止されたため、単独の開催となった。
当日は午後6時30分から、河川敷きで同市内の仏教会に所属する寺院の僧りょによる読経のあと、屋形舟に数百基の灯ろうを積んで川にこぎ出し、点火して川に流す。
花火大会の中止に 伴い灯ろう流しの存続も危ぶまれたが、夏の多摩川の風物詩が消えるのを惜しむ声も多く、前年まで主催していた同市観光協会に替わって実行委員会を組織して開催にこぎ着けた。
灯ろうの申し込みは現在、狛江市内の寺院で受け付けているほか、当日会場でも受け付ける。
当日雨天の場合は30日に順延。
問い合わせは電話03(3480)2330。