狛江市元和泉の西川河原公民館で14日から「狛江バラ愛好会」(代表幹事・桜岡千代子さん)の会員が自宅で丹精込めて育てたバラを展示、同館を訪れた市民を楽しませている。
会場の約50平方メートルの展示ギャラリーには、会員12人が出品した深紅の大輪「乾杯」や薄紫色の「ブルームーン」をはじめ、ツル性やオールド、モダンタイプなど約70種類のバラがフラスコに生けられており、中には日本産の野バラなど珍しいバラもある。このほかなど小ぶりのバラは鉢で展示しており、壁には会員が撮影したバラのアップ写真やバラの彫刻なども飾られている。ギャラリーが玄関脇のため、学習室など他の部屋を利用する市民はドアをあけた途端流れてくる甘い香りに誘われ、思わず足を止め、花に見入っていた。桜岡さんの話によると、ことしは春先の天候が不順で5月に入って気温の低い日が続いたためバラの開花が遅れ、例年より種類も点数も少な目だという。
展示は15日までの2日間で、時間は午前10時から午後4時まで。