麻生川で4月2日に桜まつり:地元の踊りなど披露

050415asaokawa1川崎市麻生区のサクラの名所として知られる麻生川で、4月2日「桜まつり」(麻生区観光協会ほか主催)が開かれ、「麻生川さくらまつり唄」など地元の踊りが披露された。

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麻生川は、小田急線新百合ヶ丘駅—柿生間の共和橋(古沢交差点近く)から柿生新橋まで全長約1・3キロの両岸に樹齢30数年〜40年のサクラが約240本植えられている。「サクラを楽しみながら区民の交流を深めよう」と1994年から区内の各団体が実行委員会を作り、毎年3月の最終土曜日か4月の第1土曜日に「麻生川桜まつり」を催している。
会場はサクラ並木のほぼ中間地点の空き地。ことしは寒さの影響で開花が大幅に遅れ、大半の木はまだツボミのままだったが、川沿いには柿生駅前の商店主らによる露天も並び、まつりの始まる午後2時ごろには散策に訪れる人も増えて会場の周りに多くの観客が集まった。
050415asaokawa3会場では、和服姿の麻生区文化協会の会員やそのお弟子さんらが地元に伝わる「禅寺丸音頭」「あさおまつり唄」などを踊り始めると観客の一部も飛び入りで参加、踊りの輪が広がった。ことしは片平こども文化センターを拠点に活動する五力田ソーラン踊りの会「鳴子踊りチーム『輝楽(きら)』も初めて参加、そろいのコスチュームで「よさこいソーラン」を踊り大きな拍手を受けていた。
柿生生まれの鈴木浩一実行委員長はうらめしげにサクラの木を眺めながら「自然が相手だから仕方がないけど、こんなに開花が遅いのは初めて。それでもたくさんの人が集まってくれてよかった」とほっとした表情で語っていた。