大山街道ガイドマップが完成:史跡などを紹介

高津区の大山街道の史跡などを紹介した『大山街道と周辺マップ』がこのほど完成した。

大山街道は「矢倉沢往還」とも呼ばれ、江戸の赤坂御門と大山(伊勢原市)を結ぶ道として古くから親しまれ、二子、溝口は宿場として大山詣での人々でにぎわった。また、茶や真綿、たばこなどの輸送路としても盛んに利用された。
同区では、シンボルロードとして多くの市民に親しんでもらい、街道沿いの商業振興や文化や歴史の掘り起こしのきっかけにしようと2003年に大山街道活性化推進協議会を結成、その活動の一環としてマップを作成したもの。
A3判のマップは1色刷で、両面に街道沿いの史跡や旧家などを写真入りで紹介したほか、公共施設、トイレなどの位置を記し、散策に役立ててもらえるよう配慮している。
1万部を印刷、区役所、支所、図書館、市民館などのほか、街道沿いの商店で希望者に配布する。
マップは協議会の委員がデザインや掲載内容などを決め、印刷代は街道沿いの商店の協賛金でまかなった。
また、2月13日午前10時30分から午後3時30分まで大山街道ふるさと館、高津図書館前などで開かれる「大山街道フェスタ」のPRにも役立てる。
問い合わせは電話044(861)3140高津区役所地域振興課まちづくり担当。