秋田県男鹿半島に伝わるなまはげ伝説を基にしたわらび座の和風ミュージカルの名作「男鹿の於仁丸(おがのおにまる)」が、11月19日午後6時30分から小田急線新百合ヶ丘駅前の麻生市民館で催される。
秋田県を拠点に、東北地方に伝わる民俗芸能や伝説を題材にしたオリジナル作品で全国各地の市民団体などと連携して公演するわらび座と今回の公演のために作られた市民団体「わらび座サポートin麻生」(菅原陽子代表)が主催。サポートinは、麻生区の「夏蒐太鼓(なつかりたいこ)」、「緑陽園ともの会」、「川崎白百合ライオンズクラブ」、「すぎのこ保育園」、「まちはミュージアム」宮前区の「飛森谷戸の自然を守る会」、ナシ農家「正果園」など10団体と個人28人で、チケット販売やPR活動を行って来た。
「男鹿の於仁丸」は、元宝塚歌劇団の演出家・大関弘政さんが宝塚退団後の1995年に初めて書き下ろし演出した作品。音楽は川崎市出身の飯島優さんが担当、オリジナルテーマソングやわらべ歌、ジャズ、フラメンコなどさまざなジャンルの21曲が物語を展開させる。男鹿の門前五社堂の堂守の娘おゆうと里人から「鬼」と呼ばれる恐れられている於仁丸の差別の中で貫く愛の物語で、1幕100分。人種・宗教・違いを超えた普遍的テーマ「人間愛」を描き、拠点の「わらび劇場」をはじめ、全国で450回以上演じらているロングラン作品だ。
入場は一般3500円、小・中・高校生3000円で、当日券もある。
問い合わせは電話048(286)8730わらび座関東事務所。