川崎の武田新平社長、関塚隆監督らが10月12日、Jリーグ杯(優勝杯)を携え川崎市役所に阿部孝夫市長を訪問、5年ぶりのJ2リーグ優勝とJ1昇格を報告した。
市庁舎を訪れたのは、武田社長、関塚監督のほか、副キャプテンの今野章選手と伊藤宏樹選手、福家三男強化本部長の5人。
武田社長が阿部市長にJリーグ杯を披露、全選手がサインした記念ボールをプレゼントした。武田社長は「応援ありがとうございます。勝ち点1の差で昇格できなかった昨年のくやしさをバネに、マインド1をキャッチフレーズに選手、スタッフ、フロントが一体となって戦ってきました。市制80周年の記念の年に優勝できてうれしい」とあいさつ、「昨年までの石崎信弘監督が積み上げたものに、関塚監督が90分で『勝つ』意識を植え付けてくれたことが、今の成績になっている。みんなの努力がむくわれ、目標が達成できた」とこれまでの戦いを振り返って報告した。
阿部市長は「おめでとうございます。ことしは本当に強かった。J1になると観客が増えるそうなので駐車場などの環境整備の支援をします。全庁あげて応援しますので、J1でもがんばってください」と笑顔でこたえた。
関塚監督は「J1で戦った2000年の経験がいまにつながっている。J1では厳しい戦いになると思うが、優勝をめざし一つひとつ積み重ねていきたい。競技場で多くのサポーターに応援してもらうことが勝利の後押しになるので、これからも応援をよろしく」と話した。伊藤選手は「これからが本当の勝負。スタートラインに立ったつもりで来年に向けてがんばりたい」と気持ちを引き締めていた。