柿生中学吹奏楽部が10月9日、東日本吹奏楽大会に初出場

04100801川崎市立柿生中学校(串間満子校長)の吹奏楽部(草間優美部長)の部員38人が、10月9日に北海道札幌コンサートホールkitara大ホールで行われる第4回東日本吹奏楽大会に初めて出場、顧問の渡辺寿子教諭の指揮で「吹奏楽のための木挽(こびき)歌」を演奏する。川崎の市立中学吹奏楽部が全国レベルの大会に出場することは珍しく、10月4日に渡辺教諭と草間部長、今井祐之副部長が市役所を訪れ、河野和子教育長から激励を受けた(写真)。

同校は9月11日に宇都宮市で開かれた第10回東関東吹奏楽コンクールの中学生B部門(35人編成)に初出場、フェスティバルの部で優秀賞を受賞、東日本大会への出場を決めた。
フェスティバルの部は楽譜を見ずに動きのある演奏をする部門で、同校では部員のうち3人が踊り子役で出演、東日本大会でも同様の演奏を行う。同大会には、東関東のほか西関東、東京、北陸、東北、北海道の各地区から選ばれた69校(小学校18校、中学校29校、高校22校)が演奏技術と表現力を競う。
卒業アルバムに各クラスの合唱を入れたレコードを作るなど以前から音楽教育の盛んな同校は、毎年市の吹奏楽コンクールに参加している。これまで神奈川県吹奏楽コンクールに出場したことがあったが、県内には音楽の名門校が多く、県代表になるのはきわめて難しいという。同校では、渡辺教諭が顧問になってから表現力を高めるため楽譜を見ない演奏を取り入れてきた。ことし初めてフェスティバルの部が創設された県大会にチャレンジ、同部門のトップになった。部員たちは「学校の歴史に残る機会なので、演奏者も観客も気持ちのいい舞台にしたい」と7日からの中間試験中にも猛練習を続け、本番に臨む。