多摩区の市民団体が10月2日から15年戦争を検証するビデオ上映会を開催

川崎市多摩区登戸の「遊友ひろば」で、10月2日から昭和初期から第二次世界大戦後の復興までを記録した全8巻のビデオを見る会が開かれる。
市民自治や平和、まちづくりなどの活動をおこなっている市民市民団体「ぐらす・かわさき」が主催するもの。同会会員で自らの戦争体験を語り継ぐ活動を行っている麻生区栗木台の塚本昭二郎さんが寄贈した「昭和と戦争」を見ながら、イラクへの自衛隊派遣などなしくずしにされる平和について意見交換を行う。「ビデオを見る会」は、2週間に1回の金曜日の午前中に全8巻のビデオを1回に1巻ずつ見る。10月は16日と30日に開かれる。

1回目のビデオ「満蒙に賭けた夢」は昭和5年から10年までで、関東大震災後の復興と世界的恐慌の打開のために満州を植民地化する日本軍と中国軍が武力衝突した満州事変、満州開拓義勇団、大陸の花嫁などについて日本のマスコミのニュース映像やアメリカ国立公文書館などの資料を元に編集した約60分の内容。2回「赤紙の届く日」(昭和11〜12年)、3回目「銃後の女たち」(昭和13〜15年)、4回「立ち上がれ少国民」(昭和16〜17年)、5回「若き兵士の悲劇」(昭和18〜19年)、6回「本土決戦の覚悟」(昭和20年)、7回「焼け跡をさまよう」(昭和20〜21年)、8回「独立への道のり」(昭和22〜26年)。
参加は自由で無料。問い合わせは電話044(922)4917ぐらす・かわさき。